若葉の終活日記

お葬式やお墓、ペットのこと等・・・実際の経験を基にした終活日記です。

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ゴールデンウイーク後に自殺者が増える?

4年ぶりに規制が緩和された今年のゴールデンウイーク。皆さんはどのように過ごされていますか?ニュースなどを見ていると、やはり行楽地はどこも久しぶりに賑わっているようです。コロナ禍で自粛続きだった期間・・・気が付けばもう3年以上経っていたという事実が噓のようです。まだまだ油断は禁物ですが、このまま穏やかな日常が戻ってくればいいですよね😊そんなゴールデンウイークの後半、今回は少し『終活』とは直接関係ないのですが、経験談として書きたいと思うことがあります。

葬儀社に勤務時代の不思議な話

嘘のようといえば思い出すのが、私が葬儀社に勤務していた頃に体験した出来事です。人の死と向き合う仕事柄、もちろん一般の人に比べれば特殊な経験を何度もしているのですが、その中でも本当に嘘のような本当の話があります。今回はその中でも忘れられない出来事を3つを選んでみました。

 

『嘘のような本当の出来事3選』

其の一:大型連休の前後は死人が増える

何かと都市伝説的な話が多いのも葬儀業界の特徴なのかもしれませんが、今から10年前、まだ葬儀業界で駆け出しの頃に、よく上司や先輩から聞かされた話です。

たしかに・・・年末年始やお盆、それにゴールデンウイーク期間中は比較的お葬儀の件数が少なくなるのは事実でした。その当時は「なぜだろう???」と、思っていたのです。そして、その前後・・・特に連休明けに多忙になる傾向がありました。

しかし、仕事に慣れていくうちにそれが何故なのか?だんだんと理解するようになりました。その理由の一つは病院事情でした。葬儀依頼の連絡で故人様のお迎え先は8~9割が病院なのです。人の最期の瞬間は病院が圧倒的に多いということになります。病院も連休中は緊急以外は休みとなり医師の方も交代で勤務されています。そのため大型の連休が絡む場合、危篤状態の方が入院されているご家族は、ご親族や主治医の先生と話し合い、合意の上で延命治療や処置が行われます。大型連休で忙しかったり、何かと予定が埋まっていたり、病院が休みだったりと・・・理由は様々でしょうが、なんとか連休中は生を保ってほしいという願いが込められています。そんな状況の方が連休明けに亡くなられることが、どうしても多くなるので忙しくなるのは仕方ないことなんだと思っていました。逆に連休前や連休中にお迎え依頼があった時は、延命しても無理だと判断された場合になるのでしょう。

其の二:梅雨時はヒマになる

これに関しては未だに真相はわかりません😅当時のベテラン上司に一番最初に言われたことなんです。「寒い時期を超えて過ごしやすい季節だから?」とか、「気圧の関係があるかも?」などの説はあるものの、その上司も30年以上、葬儀に携わっているのに本当の理由はわからないと苦笑いされていたことを思い出します。ただ、私が在籍していた5年間、極端に件数が少なかったわけではありませんが、確かに年間の葬儀件数が一番少なくなるのは6月か7月だったことは事実です。

其の三:ゴールデンウイーク後は自殺者の葬儀が増える

先述の大型連休後の葬儀とは違い、この件に関しては葬儀業界だけの話ではなく、いろんな方面から見た現実だと思います。新年度を迎え新たな道を歩み始めた人たちが、最初に挫折の壁にブチ当たるのがゴールデンウイークだということは昔から言われています。4月からガムシャラに過ごした一ヶ月間で新しい環境に馴染めなかったり、自分の限界を感じてしまったり・・・この連休を迎えて鬱病になる人も多いようです。そんな人が自死を選んでしまうのが、ちょうどこの時期、ゴールデンウイークの後半ではないでしょうか?

嘘のような本当の出来事まとめ

今回、私がこの記事を書いたのは『其の三』のことを伝えたかったからです。もし今、自殺を考えながらこの記事を読んでいる人がいるなら、今一度考えなおしてほしいのです。

生きていればなんとかなる!!

イヤな会社なら思い切って辞めればいい。行きたくない学校なら行かなくていい。

死んでも何も解決しません。逆にまわりに迷惑をかけ、残された人たちを悲しませるだけです。死ぬ覚悟があるのなら、もう一度挑戦する方が楽だと思います。世の中には生きたくても生きられない人がたくさんいます。終活アドバイザーである私としては、死ぬ気ならその命をそんな人たちに譲ってあげてほしいくらいです。過去に何度も記事にしましたが、私は自殺した人の葬儀を何度か経験しています。

目の前の壁を越えられないなら無理に登らなくてもいいんです。少し休んで体制を整えてからまた挑戦すればいい。人は人、自分は自分。それぞれのペースでそれぞれの道を進めば、いつかきっと報われる時が来るはずです。

 

 

誰にでも与えられた限られたその命!!自ら消すのではなく、前を向いて燃え尽きてしまうまで全うしましょうよ!!

 

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